cona
- 2018年12月31日
- 3 分
tree_well
オレは目が見えない。 代わりに耳は優れている方だ。 そのおかげで命拾いをすることもある。 諜報活動の一環として、敵国との国境に向かうため雪山を縦走していた時のことだ。 4000メートル級の雪山だった。 アイゼンを装着し山を登っていたが、あとは山の麓まで下りのみになったため、...
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cona
- 2018年12月17日
- 3 分
black_cat
珍しく小隊の引率役を任された。 一人で動く任務の方が楽だが、仕事じゃあ仕方ねえ。 山中から軍営地に向かう途中のことだ。 下山するオレと小隊の横に、1台の軍用車が止まった。 「ねーえ!アンタだろ!盲目の傭兵ってーのは!」 車から身を乗り出し話し掛けて来たのは、同じ軍に属する軽...
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cona
- 2018年12月14日
- 2 分
ursus_arctos
森の中の任務は嫌いじゃあない。 身を隠せる場所も多く、 敵の追跡を避けるための策も複数選ぶことができる。 オレに言わせれば比較的動きやすいフィールドだが…それでも自然の中だ、何が起こるかわからないという危険や恐怖は、常に隣にある。 日暮頃、山奥の川で水を汲んでいた時の話だ。...
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