top of page
執筆者の写真cona

ザノ様とゼリオン共和国について

更新日:2021年10月29日



こんばんは。

お疲れ様です、conaです。



今回はザノ様の身の上話についていくつかお話します。


Twitterで師友組の新規イラストを描いたため甍さんの絵もありますが、今回はザノ様と、彼の出身国・ゼリオン共和国の特集です。


 


【 ザノ・ヨウヒ 】


仁義にあつい生真面目な男。

責任感があり、しっかり者ではあるが世間知らずで抜けている一面もある。


その"抜けている"ことの理由は、ザノが長旅の途中で原因不明の記憶喪失になった影響も一部ある。


甍が任務で日本に来ていた際、偶然ぶつかって出会った長い髪の男。

何故か記憶をなくしているらしく他人から自分の名前を聞かれても答えられなかったその男に、甍が機転を利かせて仮の名前をつけた。


それが、ザノ・ヨウヒ。


(近くに羊皮紙があったからヨウヒ。ザノは意味を込めた単語ではなく、何となく2文字で呼びやすかったから。別にタマとかポチでもよかったというすごく適当な名付け方。)


そんなこんなでザノ・ヨウヒは甍が適当につけた偽名だが、本人が気に入ったためそのまま本名として使っている。

記憶が戻らなくていまだに本名がわかっていないのも偽名を使い続ける理由の一つではある。


身長は186㎝、血液型はO型、2月27日生まれの魚座。

一人称は俺、二人称はお前。

艶のあるサラサラとした青い髪がトレードマークであり、長さは床についてまだ余るほど長い。


正式な名称・出身国等 身の上は、


『ゼリオン人民主義共和国・第33代正位白楡皇カヴァメル星衞導師』


※ゼリオン共和国が出身国

白楡皇(ハクユオウ)が身分・尊号

カヴァメルが真名

星衞導師(セイエイドウシ)が職業


星衞導師は星の力を得て病を癒し、天候を操るとされる呪術師・僧侶・医師のような存在。


白楡皇は星衞導師団の長につけられる尊号であり、白楡は国の代表固有種である真っ白いニレの木のこと。

この樹はヤザム・ゼリオンの樹、またはゼロンの樹と呼ばれ古くから国民に親しまれている。


(ヤザムは白、ゼリオンはニレの木の意)


葉や幹や根まで白い樹が林立する様は、天上の星々の姿にも例えられる。ゼリオンの無数にひらく葉は夜でも白く光り輝く。


▲夜に白く光るゼリオンの林・イメージラフスケッチ


林には動物もいる。しかし神聖な林でもあるため、夜の狩りは禁止されている。

そもそもゼリオン国の人々の場合、夜は基本的に外出をしないか、出ても大変静かに過ごす文化が根付いている。


夜は天に星が出る時間であり、星を神として信仰する国民は家の窓辺にある祭壇で星に向かって祈って眠る時間になる。


外に出ない理由は他にもいくつかある。

夜は星衞導師が星の力を得て天候を変化させている時間だから、その術に巻き込まれないようにという意図。

そして星が数多出る夜は、数多の神が地上を見下ろす時間でもあり、人々は神々に自らを見透かされることを恐れて家に隠れる。


祈りの時間は、何故人が神の目を恐れるのか、隠れなくてはならない自身の中にある後ろめたさや人間の原罪について、見つめ直す時間であるのだという。


家の中にいようと昼間であろうと、星は見えないだけで常に天に出ているわけなのでゼリオン国の人々は神々から常に"見られている"という意識はあるものの、夜は星の力が強まると考えられているため余計大人しくなるというわけ。

(同じ天体でも太陽や月をゼリオン国の人々や星衞導師団がどう考えているのかは現在設定を考え中…)



続いて国内、政治情勢のお話。



ゼリオン国は人民主義であり、国民主権の国家である。

しかしその国民主権は、過去に星衞導師団を擁する国民が土着の宗教思想のもとに起こした反逆で君主制を排したからこそ勝ち得たものであり、人民主義と謳いつつもどちらかと言えば宗教民主主義的側面をもつ共和国である。


星衞導師団はあくまで国民の一部であり人民の味方となる守護者の位置付けだが、君主制廃止後は土着宗教の遵守を担う一大勢力である導師団に政治的影響力が偏り、国家は導師団が実権を掌握する一党独裁制に傾倒。

一部では現状の治世体制に不満を持つ反師団勢力の存在もあると囁かれている。


▲星衞導師団の本拠地エントランスイメージラフ


過去に君主が君臨していた王宮を現在は星衞導師団が本拠地として使っている。町の大広場と直結しており、ランドマーク的な建造物となっている。


イメージで言えば中東文化に仏教系文化が少し混ざったようなデザインにしたい。

この国がある場所自体砂漠のど真ん中であり、オアシス都市のようなものであるので、そのイメージにも合う設定にする予定。


 

まあ、おおむねこんなもんです。

まだゼリオン国の歴史や政治や文化、思想・宗教については設定を練る余地がたくさん残されています。


本編世界線に出てくる国のうち、唯一オリジナルというか架空の国であり物語内で重要な役割を持つ国です。もっともザノ様の存在自体は本編以外の、ゼリオン国が存在していない世界線にも偏在しています。


本編世界線でのザノ・ヨウヒは、

無眼堂世界線では妖怪・衞様(マモルサマ)

月日町世界線では住職兼神主・瑤火 衞(タマノビ・マモル)

として、並行世界の中の同一の魂を持つ、記憶を共有しない同一存在として生きています。

今後他の世界線にも登場予定です。


どの世界線のザノ様についても、これからちまちま設定を練っていったりイメージラフを量産したりしたい所存です。


ゼリオン国は師友組が訪れる国でもあるので、魅力的で行ってみたいと思える国にしたいですね。

またラフスケッチなど、しばらく描き溜めたらアップロードしたいと思います。


ザノ様の設定について気になることなどありましたらマシュマロやメールフォームなどからお送りいただけると嬉しいです。




cona



閲覧数:17回0件のコメント

関連記事

すべて表示

コメント


bottom of page