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𝙃‌𝘼‌𝙋‌𝙋‌𝙔‌𝘽‌𝙄‌𝙍‌𝙏‌𝙃‌𝘿‌𝘼𝙔 Greif Hahnemühle

更新日:2021年8月28日


7月30日は弊創作のシンデレラおじさん(適当)こと、グライフ・ハーネミューレの誕生日でした。



相変わらずこの記事の投稿日はタイムリープしているので、グライフの誕生日は7月30日ですが、この記事を書いている今は2021年8月27日。

実に1ヶ月近く投稿をさぼっていたことになります。正直すまんかったグライフ。


今回はそんな不憫属性たっぷりなグライフの簡単な解説やらを少しお話ししようと思います。


 


彼の特徴は言葉で表すと「医療・医学に通じているメガネのドイツ男で、すこし老け顔でガタイが良く、世話焼きなところがあり、不憫であり、彼女ができたことがない」と言うことができます。


感覚や立場がわりと庶民派なのでセールやお値打ち品に弱かったり、服が破れればお裁縫箱を取り出し大きな身体を屈めてちまちま縫い合わせたり、料理は下手ながら仲間の分も山盛り作ってくれたり、なぜか一人で黙々と家庭菜園を始めたりと何かにつけて世話を焼きたがるタイプですが。


本人は「必要に駆られてしょうがなくやっている」と思っているため世話好きな自覚はありません。

元の性格が堅実で几帳面なことはありますが、貧しく兄弟が多かった家庭の長男だったせいで、そういった習慣が染み付いているようです。

それ以上は幼馴染のワトソンにも話したがらないため、何か本人としては思うところがあるようなんですが、なんだかんだ言いつつも結局周囲の人の世話を焼いてしまうオカン属性があります。


そしてデカいガタイのわりにコミカルな動きや表情が多いため、チームの中でもいじられ役というか、不憫で残念な役割が回ってくることが多い苦労人タイプです。

(彼女がいたことがないことを容赦なくいじってくる仲間たちなので、いじられる度に部屋の隅で膝を抱えて倒れていることもあるのですが基本的には元気で仲良く過ごしております)


まあ1番彼のことをいじって遊んでいるのは作者なので、1ヶ月くらい誕生日記事の更新を怠ってもグライフなら


「べつにいいけどぉ!?!?全っ然気にしてないけど〜〜〜!?、?!?!?!?」


って拗ねながら言ってくれるだけだと思うので大丈夫ですね。



 


弊創作に出てくるキャラクターの名前には総じて紙の名前がついているというのは、このサイト内の他の記事をいくつか読んでくださった方にはご周知いただいているかと思いますが、グライフの場合は"ハーネミューレ"がその紙の名前にあたります。


ハーネミューレファインアート社は1584年に設立されたドイツの製紙会社であり、版画紙などでも有名です。

『ハーネミューレ5761』というように、紙の名前の末尾に番号がくっついており、その番号によって色など種類が違ってきます。

ワトソン紙と同様に生成りの色をした紙や、白に近い色のものも存在していることから、弊創作のワトソン・イェーツェルとは幼馴染の設定が付加されています。


弊創作のいくつかある世界線のうち現在本編として位置付けられている話はシリアスな「戦争もの」に属されるものであり、そのため必要になったのがメインキャラクターを救う"軍医"の存在です。

それも救急セットをひっさげて、片手には銃弾を弾き飛ばす盾を持って、ガンガン敵を蹴散らしながら傷ついた仲間の元まで進んでいくタイプの強い医者であり兵士。


そんな彼のもう半分の名前を決めようと探していた時『グリュプス(Gryps)』という言葉を見つけました。

グリュプスとはギリシャ神話の怪物で、頭と翼は鷲、胴はライオンの形をしている幻獣のことであり、爪には病を治す魔力があると言われています。


「救うという強い意志を持って傷病を治すが、人を傷つける爪もあわせ持っている」というイメージが、医者であり軍人である彼にぴったり重なり、そしてグリュプスは彼の出身国であるドイツの言葉で「グライフ」と呼ばれます。

こうして"グライフ・ハーネミューレ"の名前は成り立ちました。


常識をわきまえた温厚な人柄である反面、戦争の惨禍の中でも淡々と現実を見つめ、自ら命を奪いながらも救う命を選択をする。

戦争や人間社会に対してはかなり諦観しており、現実主義者的な側面を持っています。


多分平和になれば今回のイラストのように夏らしく水鉄砲なんか持って遊んでるんでしょうが、普段はどちらかというと注射器を持って戦地の医療テントを駆けずり回っている人です。

早く平和になるといいんですけれどね。



 


あまり頻繁に語られることがないグライフの生態ですが、作者個人としては結構親しみがわいていて気に入っているキャラクターのうちの1人であります。

特にワトソンと一緒にいることが多く、2人揃うとでこぼこコンビ芸人感が出たり、かと思えば一緒にやんちゃしてる悪ガキ感が出たりと、いろいろ化学反応が起きてきて更に面白いです。


その化学反応を絵にしていくのが楽しみな反面、うまく描けるかな〜!?という不安もちょっぴりありますが、とにかくグライフの好きなところをグライフらしく描けるよう、これから楽しみながら研究していきたいと思います。


ひとまず今回の更新はここまでです。

ここまで長い文章を読んでくださって、ありがとうございました!


改めてグライフお兄さん、お誕生日おめでとうでした〜!㊗️




cona


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